アロンマス 総合カタログ20
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OPS3(1) 接着剤の塗布接着受口内面、管差口外面の順に薄く塗りムラや塗り洩らしのないよう、円周方向に均一に塗布します。管の標線以上にはみ出して塗らないよう注意してください。1(1) 管・継手の清掃接着接合に使用する管は必ず糸面取りを行なってください。面が取れていないと接合時継手受口の接着剤を削り取ってしまい、抜けの原因となります。継手受口内面及び管差口外面を乾いたウエスなどできれいに清掃してください。特に土砂、水、油分は十分に拭き取ってください。4(1) 挿入接着剤を塗り終わったら、直ちに管を継手に一気にひねらず差し込み、下表の時間を目安にそのまま保持してください。接合後、はみ出した接着剤を直ちに拭き取り、接合部に無理な力を加えないでください。2(1) 標線の記入サイズ13〜40の管差し込み標線は管端より継手受口長さを測り、管体にマジックインキで標線を記入してください。430接着剤による膨潤層(約0.1mm)パイプ接着剤による有効間隙0.2mmまでのはみ出し接着ゼロポイント流動差込変形差込締めしろ受口長さ(ℓ)TS継手注)標線位置は、管端から継手受口長さの位置としましたが、必ずしも継手のストッパーまで入らなくてもかまいません。2035254030444055単位:mm接着剤の標準使用量呼び径使用量TS接合の標準保持時間サイズ保持時間130.8161.0201.340以下30以上252.0302.0単位:g402.4単位:secTS接合は継手の受口をテーパにして、接着剤による塩ビ膨潤と塩ビの弾力性を利用したものです。接着剤は管と継手にムラなく均一に塗布することが必要です。接着剤を管と継手に塗れば、その表面に右図に示すように厚さ約0.1mmの膨潤層ができ、この層により管は流動的に差し込まれます。差し込み後、管と継手の各膨潤層がからみ合い接着面を一体化させ、接着剤の乾燥と共に接着強度が高まります。『ゼロポイントとは・・・』接着剤を塗布せずにTS受口内に管を挿入し、TS受口内面に差口が当って止まる位置(管外径と受口内径の寸法が一致する点)のことです。『ゼロポイントと接着代の関係』TS継手では、管を必ずしもストッパーまで差し込む必要はありません。ゼロポイントから受口長さの1/3程度挿入すれば十分です。管と継手の組み合わせによっては必要以上に挿入した場合、継手に無理な応力を生じさせることがあります。TS継手の受口標準長さ13継手受口長さ26呼び径1630■ TS接合の原理■ TS接合の手順 (呼び径13〜40の場合)●TS・HITS接合の施工●

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