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耐熱老化試験

放置時間 項目 単位 アロストマー エラストマーAR アーバス エステラール
TF-A60NT-N1 T-A60NT-N1 AR-BOIX-60N VP-A60NT-N1 ES-A60NX
試験温度 100℃ 100℃ 100℃ 100℃ 120℃ 120℃
500hr 引張強さ保持率 % 121 143 138 108 104 72
引張伸び保持率 % 95 78 121 74 90 84
硬さ変化 point + 4 - 1 -1 + 2 ±0 -3
1000hr 引張強さ保持率 % 130 148 118 93 112 35
引張伸び保持率 % 70 70 81 93 80 54
硬さ変化 point + 5 ±0 - 3 + 1 + 3 -11

耐薬品・耐油性試験

外観評価 : ○:変化なし、△:やや着色、▲:着色、●:膨潤または収縮

試験条件 : アロストマー 23℃×240hr、アーバス 23℃×240hr、エステラール 23℃×168hr

薬品 アロストマー アーバス エステラール
TF-A60NT-N1 VP-A60NT-N1 ES-A70NX E-D42N
重量変化(%) 外観 重量変化(%) 外観 重量変化(%) 外観 重量変化(%) 外観
硫酸 3% - - - - + 0.1 + 0.1
30% -0.06 + 0.06 + 0.2 + 0.2
98% -0.06 + 4.01 + 68.5 溶解 -
硝酸 10% + 1.02 + 0.36 + 1.3 + 1.3
60% + 10.8 + 9.70 + 58.0 溶解
塩酸 10% + 0.34 + 0.06 - - - -
36% + 8.11 + 1.35 - 0.9 溶解
酢酸 10% - - + 1.51 + 1.3 + 1.5
100% - - -2.88 + 24.0 + 12.5
水酸化
ナトリウム
10% - 0.03 + 0.20 - - - -
40% + 0.03 + 0.25 - 0.2 - 0.3
塩化
ナトリウム
10% - 0.01 -0.17 + 0.2 + 0.2
サラダ油 - 3.63 -13.0 + 6.3 + 1.1
塩化漂白剤 + 0.04 + 0.01 + 0.1 + 0.1
浴室用中性洗剤 - 2.15 -4.24 + 0.9 + 2.0
育毛剤 + 1.17 + 1.37 + 2.5 + 2.5
エタノール 10% - - - - - - - -
50% + 0.41 + 0.03 + 1.0 + 1.4
100% - 11.7 -11.6 - 4.7 + 1.2
メタノール 10% - - - - ±0.0 + 0.2
50% + 0.24 ±0.00 + 0.1 + 0.4
100% - 0.56 -4.07 - 1.2 - 0.1
イソプロピルアルコール - 19.6 -24.5 - 5.2 + 2.7
エチレングリコール + 0.03 -0.08 + 0.5 + 0.8
トルエン + 24.5 + 102 - 18.5 + 1.9
キシレン + 26.6 + 127 - 15.7 + 4.0
四塩化炭素 - - - - - 8.8 + 12.5
ガソリン + 10.3 + 128 + 76.1 + 20.1
灯油 + 130 + 134 + 50.1 + 9.8
ASTM No.1油 + 9.06 + 12.6 + 2.3 + 0.2
IRM903油 + 67.6 + 110 + 38.6 + 5.5
シリコングリース - 5.92 -7.02 - - - -

耐候性試験

試験機:サンシャインウェザーメーター

試験条件:試験温度 63℃、降雨サイクル 12min/1hr

放置時間 項目 単位 アロストマー エラストマーAR アーバス エステラール
TF-A60NT-N1 TF-A60NT-B1 T-A60NT-N1 AR-BOIX-60B VP-A60NT-N1 VP-A60NT-B1 ES-A60NX ES-A60NX-B1
500hr 引張強さ
保持率
% 101 106 108 95 92 76 56 87
引張伸び
保持率
% 96 101 104 98 38 57 77 78
硬さ変化 point + 5 + 4 + 8 - 1 + 3 + 4 - 4 - 1
1000hr 引張強さ
保持率
% 110 108 110 91 95 77 44 96
引張伸び
保持率
% 63 87 63 92 39 63 63 89
硬さ変化 point + 4 + 3 + 4 - 2 + 1 + 2 - 6 ±0
  • 耐候性試験
  • 耐候性試験
  • 耐候性試験

硬さ温度依存性

  • 硬さ温度依存性

融着性

*シリーズ名をクリックすると各シリーズの紹介ページへジャンプします。*

シリーズ名 融着母材
PP ABS PC PET PET-G 6Ny(PA) PBT POM AS
アロストマー TFシリーズ × × × - × × × -
Tシリーズ
エラストマーAR AR-800シリーズ
AR-1000シリーズ
AR-2000シリーズ
AR-SCシリーズ
AR-DMシリーズ
AR-NKシリーズ
AR-GB-75NY
AR-BO
シリーズ
AR-BOIX × ◎~○ ◎~× × ×
AR-BOIC-50
AR-BOIN × - × -
AR-BOIC-70 × - × × -
AR-BOEX
AR-BOI-HY70 × - - ×
AR-BOIA-60 × - - ○※ -
アーバス VPシリーズ × × × - × × × -
エステラール E
シリーズ
E-D27N × - - × - -
E-D42N
E-D45CD
E-D53N × × - - × - -
ES
シリーズ
ES-A50NX × - - × ×
ES-A60NX × - - × ×
ES-A70NX
ES-A80NX
ES-A75PB × - × ○※ ○※
Cシリーズ × - - - - -
S
シリーズ
ES-A50S1 × - - - - - -
ES-A70S1
E-D27S1 × - - - - - -
E-D53S1 × × - - - - - -

◎:強融着(人の力で剥がすことは不可能)
○:融着(人の力で剥がすことは困難、相当な力が必要)
△:微融着(強く引っ張れば剥がすことが可能)
×:融着性なし(弱い力で簡単に剥がすことが可能)
- :データなし

●形状・成形条件により上表の融着性と異なる場合があります。
※融着母材の加熱により、融着力を向上させた状態での成形を推奨

成形条件

  アロス
トマー
エラストマーAR アーバス エステラール
TFシリーズ
Tシリーズ
AR-800
シリーズ
AR-2000
シリーズ
AR-NK
シリーズ
AR-1000
シリーズ
AR-DM
シリーズ
AR-SC
シリーズ
AR-FL
シリーズ※
AR-GB
シリーズ
AR-BO
シリーズ
AR-NF
シリーズ
AR-EL
シリーズ
VP
シリーズ
E
シリーズ
ESシリーズ
Cシリーズ
Sシリーズ
EA
シリーズ
射出
成形
ホッパー下
温度(℃)
50 50 50 50 - 50 50 50 50 50 50 50 50
シリンダー
温度(℃)
140~200 140~200 140~220 120~200 - 140~220 140~220 140~190 140~220 160~200 160~230 150~220 180~240
ノズル
温度(℃)
180~220 180~220 200~240 160~220 - 200~240 200~260 170~190 200~240 200~220 170~240 170~230 220~250
金型
温度(℃)
30~50 30~50 30~50 30~50 - 20~60 30~50 30~50 30~50 30~50 20~40 20~40 40~60
冷却
時間(sec)
10~20 10~20 10~20 10~20 - 10~30 10~30 10~20 10~20 10~20 10~40 10~40 10~30
押出
成形
シリンダー
温度(℃)
140~200 140~200 140~200 120~190 140~200 140~200 140~220 140~180 140~200 150~200 160~230 150~200 170~230
ダイ
温度(℃)
160~200 160~200 180~220 160~200 180~220 180~220 180~240 160~180 180~220 180~210 170~230 160~210 200~240
乾燥 不要 80~90℃×3~4hr 不要 80℃×
2~3hr
80~90℃×3~4hr

上記の条件は参考条件です。
※AR-FLシリーズの押出成形温度は、フィルム成形の設定温度となります。

樹脂の乾燥について
エラストマーは基本的に予備乾燥を必要としませんが、AR融着グレード(AR-BOIシリーズ、AR-BOEシリーズ)、難燃グレード(AR-NFシリーズ)、エステラールについては80~90℃にて3~4時間乾燥させてください。
ゲートについて

ゲートについて

図Aのようなゲートの場合、ジェッティングのためゲート回りに不具合を生じることがありますので、図Bまたは図Cのゲート方式をおすすめいたします。

金型について

●金型の設計は、基本的にはオレフィン系樹脂の場合と同等の考え方で結構ですが、軟質材料のために、製品形状によりましては突き出しピンだけではうまく離型しない場合があります。そのときはストリッパープレートやエアーの併用をおすすめいたします。

●ガス抜きにつきましては、1/100~2/100mmを確保してください。

●フローマークを生じることもございますので、製品表面はナシ地またはシボ加工をおすすめいたします。

成形機について
エラストマーは、オレフィン樹脂やスチレン樹脂用の射出成形機や押出機で成形でき、特別の設備は必要としません。
ご注意

・本資料中における各特性値は、当社の測定値の代表例であり、保証値ではありません。

・油に接触する部材へご使用を検討される際は、必ず事前に弊社営業担当者まで連絡頂き、使用環境、条件などをご相談ください。使用環境、条件によっては、成形物に変形や着色などが起きる場合があります。

・特に医療、食品用途などの身体にかかわる部材へご使用を検討される際は、必ず事前に弊社営業担当者までご連絡ください。
弊社の同意なく医療、食品用途などの身体に関わる部材へご使用になり事故を起こされても弊社は一切の責任を負いません。

・エラストマーのご使用にあたっては、その目的に応じた安全性、適合性、および知的財産権などを事前に試験、確認くださいますようお願い申し上げます。

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