アロン化成 総合カタログNo.21
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m4管が摺動できる充填材料2m以内2m以上、4m以内4m以内4m以内:差込ソケット(固定しない)2m以内2m以上、4m以内4m以内4m以内:差込ソケット(固定する)季節や昼夜の温度変化、また、管内を流れる排水の温度変化により、管路が伸縮し、熱応力が発生します。配管内に伸縮継手が使用されていない場合、継手部に集中応力となって作用し、長期間繰り返されることによって、破損する恐れがあります。これを防止するために伸縮継手を使用します。公共住宅建設工事共通仕様書解説書(総則編・機械編)4.3.3 管の接合によれば、「配管延長が2.5mを超えて、躯体等の貫通で両端が固定されている場合は、管の伸縮を吸収できる伸縮ソケットを取り付ける」と記載されています。ただし、配管延長が2.5m以下でも高温排水の頻度が多い場合や、温度変化が大きい配管環境(特に夏期配管)では、必ず伸縮継手を使用してください。なお、伸縮継手の設置基準は次のとおりになります。①各階に1ヶ所とし、管継手の真上又は、管継手に近い上側に設置します。 (下図a、b参照)②管が床貫通部に固定されており、合流部のない場合、各階に1ヶ所設置します。 (下図c参照)③管が固定されていなくても合流部のある場合には、各階に1ヶ所の割合で継手上側に設置します。この場合伸縮継手は必ず固定します。 (下図d、e参照)④管が貫通部に固定されておらず合流部のない場合は、4mごと1ヶ所設置します。 (下図f参照) ゴム輪は、はずさないでください。 差口管端を必ず1~2mm程度面取りしてください。 差し込みソケットは、必ずゴム輪受口側を上流側へ向けて設置してください。 差込みの際は、ゴムリングおよびパイプ先端に滑剤をつけてください。 標準パイプ差込み長さは下図の通りです。①合流部より2m以上の管及び4mをこえるものは、4m毎に1ヶ所設置します。②立て配管との合流部または壁などで貫通部分が固定される場合、伸縮継手の固定は不要です。 ただし、横管と横枝管との合流部に設置した場合、伸縮継手は固定します。①貫通部固定の場合bc:差込ソケット(固定しない)adef:差込ソケット(固定する)②貫通部自由の場合貫通部固定の場合ゴム輪受口ℓ’差込ソケット貫通部自由の場合排水方向糸面取り標線(1)立て管の場合(2)横管の場合314呼び径4050657510012515035405055657075単位:mmソケット1. 塩ビ管の熱伸縮2. 伸縮継手の設置基準3. 伸縮継手の施工上の注意●伸縮継手の設置について[排水編]●

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