
アイデアが形となっていく瞬間を
目の当たりにできることが
大きなやりがいです
開発
ものづくりセンター
ライフサポート開発グループ
S.K

アロン化成に興味を持った
きっかけは?
大学で化学を専攻したことがきっかけで化学に興味を持ち、化学系メーカーを幅広く調べていた中でアロン化成を知りました。私たちの日常に欠かせない製品のもととなる材料を手掛けていることを知り、親近感が湧きました。
また、面接でお会いした人事担当の方の親しみやすい人柄にも惹かれました。終始温かな雰囲気の中で対話を進めることができたため、「この会社なら自分らしく挑戦し続けることができそうだ」と感じました。
さらに、アロン化成は働きやすい環境が非常に整備されており、残業時間が少ないことや有休消化率が高いことなど、社員一人ひとりのワークライフバランスを尊重している点にも魅力を感じました。
このような環境で、大学で学んだ知識を活かしながら充実した日々を過ごせるイメージが湧いたことが、入社を決めた大きな理由です。

入社前に抱いていた当社のイメージと、
実際に入社後に感じたギャップは
ありましたか?
入社前は「製品開発」という言葉から、主にデータを分析したり、新製品の企画を練ったりするデスクワークが中心だと漠然と想像していました。しかし、実際に働いてみると、そのイメージは大きく変わりました。アロン化成における製品開発は、机上での作業だけでなく、市場調査のために直接現場へ赴き、お客様の声を伺うことから始まります。そこで得た生の意見をもとに、新しい提案を行うことが非常に重要な役割であることを知りました。
さらに、製品のモデルを自分の手で作り上げる機会もあり、手を動かしながら具現化していくプロセスの中で、ものづくりの楽しさを実感しています。こうした業務内容の幅広さや現場との連携は、驚きとともに働く喜びを感じるポイントとなっています。

現在の担当業務は?
入社以来、歩行車という介護用品の製品開発を担当しており、現在で4年目になります。歩行車は、高齢者や身体が不自由な方々の「移動の自由」を支える重要な福祉用具です。そのため、私たちの仕事は単なる製品づくりではなく、人々の生活を支え、向上させることに直結していると感じています。
私の業務は、製品開発の一連のプロセスを幅広く担っており、市場調査に基づいて製品コンセプトを立案した後、仕様の具体化、試作品の製作・評価まで、私自身が舵を取って新製品開発を進めています。また、新製品の取扱説明書の作成など、細かな部分にも取り組んでいます。
現在は、歩行車新製品のモデル製作に向けて、外注先と緊密に連携しながら細部の調整を進めています。このプロセスでは、私のアイデアが形となっていく瞬間を目の当たりにできることが大きなやりがいです。

担当業務の進め方について
ライフサポート開発グループでは、入浴や排せつなどの製品群ごとにチームが分かれており、私は歩行車チームに所属しています。私たちのチームは現在、私とベテランの先輩の2名体制で構成されており、それぞれが担当する製品の開発業務を独自に進めつつ、お互いにサポートし合いながら取り組んでいます。
業務を進める上で大切にしていることは、「柔軟なコミュニケーション」です。例えば、行き詰まった場面では先輩に相談し、これまでの経験を元にアドバイスをいただくことで問題解決の糸口を探ることができます。定期的に進捗を共有し、チームで工程順守のために協力したり、自分からも気付いたことは積極的に提案したりすることが、より良い製品づくりにつながると感じています。

仕事の「やりがい」や「醍醐味」に
ついて教えてください。
私が担当している歩行車は、高齢者や身体が不自由な方々の歩行を補助する介護用品ですが、街中や施設など、日常生活の中でも見かける機会が多い製品です。アロン化成の製品が実際に使用されている様子を目にして、「この製品が誰かの生活を支えているんだ」と実感できる瞬間は、仕事の最大の醍醐味だと思います。
さらに、展示会のブースセールスなどで直接お客様の声を聞く機会があるのも、この仕事ならではのやりがいです。実際にアロン化成の製品をご利用いただいている方から「使いやすい」「助かっています」といったお言葉をいただくと、もっと良い製品をつくろう! という気持ちが高まり、次の製品開発へのモチベーションにつながります。このようにユーザーの姿が見える位置で製品づくりを進められることが、この仕事の魅力だと感じています。
また、最近では、製品設計に関する技術的な打ち合わせでも、自分の意見を積極的に伝えられるようになりました。議論を進める中で、私のアイデアが採用されることも増え、開発者としての成長を実感する機会が多くなっています。先輩から「成長したね」と声を掛けていただいたときには、自分の努力が認められたようでとても嬉しく、自信にもつながりました。こうした日々の成長と、社会に役立つ製品を手掛けている責任感が、この仕事を続けるうえでの大きな原動力です。

達成感を感じた瞬間について
教えてください。
私が入社後初めて担当した製品は、長い時間をかけてコンセプトを立案し、他社との差別化を図りながら開発を進めていました。しかし、他社が同じ仕様の製品を先に発売したことで、特許の問題から私の担当製品は市場に送り出すことができなくなりました。この出来事は、製品の完成度が高かっただけに非常に悔しく、当時は大きな挫折感を抱きました。
その困難を乗り越えるきっかけとなったのは、製品開発全体を改めて振り返り、考え方を転換したことです。仕様が他社に先行されたことは、逆にそのコンセプトが市場に求められている証であると捉え、次の開発に活かす新たなアイデアをチームで練り上げました。現在では、その経験をもとに、より使いやすい仕様を備えた新製品の検討を進めています。
この経験を通して、製品開発には「スピード」と「独自性」が重要であることを学び、競争の厳しさとともに、迅速に行動することの大切さを改めて実感しました。

新入社員研修やOJTなどの教育制度に
ついてどうだったか教えてください。
入社後には、グループ会社と合同で行われる新入社員研修が約2週間ありました。この研修を通じて、仕事の進め方の基本やビジネスマナーを体系的に学ぶことができました。座学だけでなく、グループワークを通じて新入社員同士のコミュニケーションを深める機会もあり、同期とのつながりが生まれたことは今でも心強く感じています。
その後、現場研修として工場での研修がさらに2週間ありました。この研修では、製品の組み立て工程に実際に参加し、製品がどのように作られていくのかを直接体験したり、品質保証部の業務についても学びました。特に印象に残っているのは、工場での研修中に課長からいただいた「品質保証部の本来の業務は、製品の不具合対応ではなく、新製品開発に前向きに関与し、製品の安全性・信頼性を高めること。あなたが将来、品質保証部が本業に集中できるような環境を作ることを期待しています。」という言葉です。
この言葉を胸に、期待に応えられる開発者となるべく、日々業務に取り組んでいます。

今後の目標は?
私が新入社員として配属された際、同期がいない状況に少し心細さを感じていました。しかし、同じ事業所で働く年齢の近い先輩方が温かく気にかけてくださり、業務のコツを丁寧に教えてくださったり、毎日昼食に誘っていただいたりと、さまざまな場面でサポートしていただきました。そのおかげで、職場に早く馴染むことができ、毎日楽しく会社に通えるようになったことを今でも感謝しています。
今後の目標として、私自身も誰かを支えられる存在になりたいと思っています。特に、部署に後輩社員が配属された際には、何でも気軽に相談できる安心感を持ってもらえる存在でありながら、仕事を通じて尊敬される先輩社員でありたいと考えています。
そこで、まずは私自身が頼られる存在となるために、スキルと知識をさらに磨き上げることを目標にしています。例えば、現在担当している歩行車の製品開発では、独自のアイデアを形にし、お客様から評価される製品を生み出せる開発力を高めたいと思っています。周囲から「頼れる先輩」と思ってもらえることが、私自身の成長とチームへの貢献につながると考えています。
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