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アロン化成の強み

アロン化成は、製品の品質追求、新素材開発や高度な成形技術、開発活動と連動した知的財産戦略を通じて、幅広い分野で社会に価値を提供しています。

製品開発

独自製品の展開と知的財産活動

災害用トイレ排水システム
(マンホールトイレ)

当社の環境インフラシステム事業部は、災害発生直後に避難所においてトイレ機能を速やかに構築することができる「災害用トイレ排水システム」を提供しています。配管内からの嫌な臭いを軽減する機能や下水本管からの逆流を抑止する機能も備えた、災害時でも非常に衛生的かつ安全なトイレを確保することができる独自のシステムです。

当社製品・システムを保護する特許権は同業他社の3倍以上の件数に上り、業界内での競争優位性を確保しながら事業展開を進めています。

  • 災害用トイレ排水システム特許権数

    (2025年7月18日時点)

ポータブルトイレ

当社のライフサポート事業部では、介護用品のリーディングメーカーとして排泄介護用品を提供しています。寝室のベッドサイドで使用するポータブルトイレは、業界内においてトップシェアを誇り、ご利用者様と介助者の負担を軽減する製品の開発をリードしてきました。2023年には、排泄日時・排泄重量・着座時間の計測データをスマホ、タブレットで受け取り予測する介護につなげることができる、画期的な製品を業界で初めて発売しました。長年、独自製品の開発に取り組んできた結果、特許権は同業他社の3倍以上の件数に上り、持続的な競争優位性を確立しています。

製品開発力と活発な知的財産活動が当社の強みです。

  • ポータブルトイレ特許権数

    (2025年7月18日時点)

新素材開発

独自の配合技術を活かした熱可塑性エラストマー(TPE)の開発・製造

当社の開発拠点である「ものづくりセンター」には、材料設計から成形加工、評価・解析までを一貫して行える設備が整っており、高品質な製品づくりを実現する技術体制を構築しています。

まず、技術的な知見を持つ営業スタッフが、お客様の課題やご要望を深く理解し、迅速かつ的確にニーズを引き出し、さらに技術スタッフも営業のサポートとして、また、より専門的な視点からお客様と直接コンタクトを取り、ニーズを的確に把握。

その上で、当社の技術力を最大限に活用し、お客様ごとに最適なカスタマイズをスピーディーにご提案しています。

このような体制から、耐熱性・耐薬品性・柔軟性・透明性など、多様な特性を持つ製品が生み出され、自動車部品、医療機器、家電など、幅広い分野で採用されています。

さらに、環境負荷低減に貢献するリサイクル性の追求や、衛生性・安全性への配慮など、社会のニーズに応える技術開発にも積極的に取り組んでいます。

研究開発

社会課題を解決する使用済み紙おむつのリサイクル技術

少子高齢化が進行する日本においては、子ども用紙おむつの廃棄量の減少分を上回るペースで大人用紙おむつの廃棄量が増加しており、一般廃棄物に占める使用済み紙おむつの割合は、2020年の約5%から2030年には約7%に達すると見込まれています。

このような社会的背景を受け、当社は従来困難とされていた使用済み紙おむつのリサイクルに挑戦し、成功しました。

紙おむつはパルプや高分子吸収剤、プラスチックなど異なる素材から構成されており、これらを洗浄後、細かく砕いて素材ごとに分別した後に加熱・溶融して、加工可能な素材までリサイクルします。しかし、プラスチックとパルプは本来混ざり合わない素材であり、また、洗浄過程で含まれる水分も、通常のプラスチック成形技術を用いたリサイクルを困難なものとしていました。

当社は、様々な部門の技術者が「ものづくりセンター」に集約されており、組織の壁を超えてシナジーを創出できることが強みです。部門をまたいだ技術検討の結果、通常のプラスチック成形技術ではなく、エラストマー製造設備を応用して水分を揮発させながらプラスチックとパルプという異なる素材を混ぜる方法を見出し、リサイクル樹脂として加工することに成功しました。このリサイクル樹脂は、使用済み紙おむつ専用の回収ボックスとして製品化を実現しています。今後はリサイクル樹脂の活用を広げ、様々な用途への展開を進めていきます。

  • 紙おむつ回収ボックス
    ※回転扉部分に紙おむつリサイクル樹脂を使用

製品安全設計

安心と信頼をお届けする「安寿」の品質へのこだわり

介護用品ブランド「安寿」を展開するライフサポート事業部は、利用者の安全と快適さを最優先に考え、徹底した品質管理を行っています。

介護用品を使う方の多くは身体が不安定なため、無意識のうちに危険な使い方をしてしまう場合があります。そこで「安寿」では、想定されるあらゆる使い方を抽出し、それに耐えられる強度と性能を確保した構造にしています。そのため、公的な安全規格を満たすことはもちろんのこと、その他にもさまざまな症状や使用環境を想定した独自の評価試験を数多く実施しています。こうした取り組みにより、日常の中で安心して使える製品を提供しています。

「安寿」の品質と安全性へのこだわりは、多くの利用者から長年にわたり信頼を集めています。

  • ポータブルトイレの荷重試験
  • 歩行車の走行試験

成形技術

「アロンアルフア」容器を生み出す「二層成形」技術

当社では、瞬間接着剤「アロンアルフア」の容器を成形しています。この容器には「二層成形(2色成形)」という高度な技術を採用しています。

二層成形とは、異なる特性を持つ2種類の素材を組み合わせ、一体化させる成形技術です。この技術により、製品の性能や機能性を向上させることが可能です。

「アロンアルフア」の容器をご覧いただくと、黄色い部分と濃いオレンジ色の部分が確認できます。黄色い部分は硬質プラスチック、濃いオレンジ色の部分は当社のエラストマーと呼ばれる柔らかいゴム状の素材を採用しており、二層成形で一体化させています。容器にこのエラストマーを採用することで、押しやすさや滑りにくさを備え、接着剤の繊細な液量をコントロールすることが可能となっています。

  • 二層成形機

また、製品の性能、機能性、外観の品質を担保する仕組みとして、異物や製品のへこみなどを自動検査機を用いて合否判定を行い、製品寸法などの機能性に関わる部分もカメラ検査機を利用することで、人による検査ミスを防止し、安定した品質管理を実現しています。

  • 検査の様子
  • 3Dカメラの検査画像

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