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☆使用しているワンちゃん
いちごちゃん/8歳/ミニチュアダックスフンド
Q1姿勢サポートクッションを
使っているのは
どんなワンちゃんですか?

最初に出会ったのは2年前です。太りすぎていたので、マッサージと食事療法で健康的に適正体重に戻しながら、体重過多による腰痛の治療を行っていました。2019年夏に、住んでいるマンションの外壁塗装工事があり工事の人が次々とベランダを出入りすることでストレスが溜まっていたところに、2度の大きな台風が重なり、恐怖心から精神的に不安定になってしまいました。前に進めず後退する、目がうつろになる、ずっとパンティングしている、震えるなどの行動異常が起きてしまいました。
そして長期間のストレスは「気」の流れを阻害して「気滞」が生じたことで、もともと持っていた腰痛も再発し、起立や歩行が困難になってしまいました。
鍼灸治療と経路マッサージ、漢方薬の服用で現在は回復。今は普通の生活が出来るようになりました。

Q2姿勢サポートクッションを
どのように取り入れていますか?

当院では、中医学的診断をベースに鍼灸治療を行っています。「病気の闘病中で、かかりつけ医の治療に加えて鍼灸治療や漢方治療を行いたい」「シニア期に寝たきりにならないための運動やストレッチ、鍼灸治療をとりいれたい」さらに「介護・介助が必要なシニア犬のケア方法を知りたい」という飼い主様が来院されています。今年から、毎月2回「シニア犬パーティ」というシニア犬とその飼い主が集う会を開いています。飼い主様に、介護のノウハウや介護用品の紹介を行っており、飼い主様にとってよりよい介護用品がないかと探していたところ、見つけたのが姿勢サポートクッションでした。寝たきりのワンちゃんの姿勢保持のために、こういうものがあれば良いのに・・・と思っていた、まさにピッタリの商品でした。すぐに全種類購入し、パーティーの時に皆さんに使ってもらっています。

Q3姿勢サポートクッションを使うメリットを教えてください。

中医学的な考えから、犬本来の四つ足で立位を保持することは、気血の流れや内臓の正常な働きを維持するためにとても大切です。特に寝たきりのワンちゃんの場合、姿勢保持だけでなく、針治療を行う際にも有用です。背骨をまっすぐに保持でき、しかも両端を支えられているため、ワンちゃんが安心してくれます。特に足先を触られるのを嫌がるワンちゃんが多く、鍼を打とうとすると隠してしまうこともありますが、姿勢サポートクッションに乗っていると、足先にも打ちやすいんです。さらに、四肢の関節や筋肉の付き方、どの脚に体重をかけにくいかもわかりやすくなります。食事もクッションに乗ったままとることができるので、誤飲の予防にもなります。リハビリという観点から言えば、機能を維持するために立位の姿勢をとることが重要なので、とても役に立つ商品だと感じています。

Q4飼い主様に伝えたいことは?

寝たきりのワンちゃんにとって立位の姿勢をとる時間をつくることで、気血の流れがよくなります。そんな時にこの姿勢サポートクッションがあれば、お世話も楽になると思います。寝たきりのワンちゃんのお世話をしていた飼い主様で、このクッションを使うようになってから明るく元気になられた方がいらっしゃいました。飼い主様が明るく楽しく介護を行うと、その気持ちはワンちゃんに伝わります。シニア犬介護は飼い主様にとって精神的にも肉体的にも大きな負担がかかります。姿勢サポートクッションや他の介護用品を上手に利用して、「楽しめる介護」をしていただきたいですね。


自分たちが最後まで面倒を看てあげられるためのひとつの形として、このクッションを生活の中に取り入れるという選択肢もあることを伝えたいですね。

お話を伺った方
院長/笠原理絵先生
犬の鍼灸治療、食事療法、シニア犬ケア、リハビリ、各種セミナーやカウンセリングを行う。特に飼い主のメンタルケアに力を入れている。

Location

犬のクリニックそら

犬専門のクリニック。飼い主様との会話を大切にするために、一頭のワンちゃんにつき、初診時は1時間30分の診察時間を設けている。
毎月2回の「シニア犬パーティ」では、1回4名(+4頭のワンちゃん)が集まり、お互いに悩みを相談し合ったり、介護についての具体的な方法や介護用品の紹介などを行っている。

住所:
神奈川県藤沢市藤沢996-7
https://www.dog-clinic-sora.com/

今回使用した商品