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アロン化成のエラストマーとは・・・

コストダウンと環境保全を両立する、次世代のスタンダードマテリアル

アロン化成のエラストマーは加硫ゴム等に替わる次世代のスタンダードマテリアルとして、あらゆる顧客ニーズに対応可能な高い配合技術及び混錬技術により生み出された高機能製品であり、食品、医療、雑貨、日用品、家電、自動車関連、玩具など非常に幅広い分野に採用いただいております。

熱可塑性エラストマーはこんな成形材料

コストダウンと環境保全を両立する、
次世代のスタンダードマテリアル

熱可塑性エラストマーは、ゴムに近い弾性を持ちながら、汎用プラスチック並みの容易さで成形できる素材です。
用途に合わせて多くのシリーズから選択ができ、成形工程も短くて済むため、架橋ゴムに替わる素材として大きな期待を集めています。
リサイクルも可能なことから、コスト的なアドバンテージのみならず環境保全の視点からも注目の次世代成形材料です。

コストダウンと環境保全を両立する、次世代のスタンダードマテリアル

基本物性
  • ●架橋ゴムに近い、優れたゴム弾性を有しています。
  • ●耐熱性、耐寒性、耐オゾン性、また流動特性に優れています。
  • ●酸、アルカリなどの無機薬品に対する耐性が優れています。
  • ●架橋ゴムに比べ、約30%軽量です。
材料特性
  • ●成形の際に架橋の必要がありません。
  • ●加工性に優れ、再生可能でもあるため、コストダウンが可能です。
  • ●ナチュラル色は、汎用プラスチック同様に着色ができます。
  • ●汎用プラスチック用の射出成形機や押出機で成形できます。

成形工程比較

成形工程比較

成形工程比較

スチレン系熱可塑性エラストマーの構造

スチレン系熱可塑性エラストマーの構造

スチレン系熱可塑性エラストマーは、ポリスチレン部分(ハードセグメント)と柔らかい性質を与えるポリエチレン・ポリブチレンの部分(ソフトセグメント)をブロック状に共重合させた基本単位構造をもちます(図1)。これらは、SEBSと表されます。
ポリスチレンの末端ブロックとポリブタジエンまたはポリエチレン・ポリブチレンの中間ブロックは化学的に結合されていますが、室温では熱力学的に相溶しません。そのため、ポリスチレンの末端ブロックは互いに凝集して極微小粒子(ドメイン)を形成し、均一に分散します(図2)。このポリスチレンのドメインは、物理架橋点となり架橋ゴムの架橋点に相当する役割を果たしますので、SEBSは弾性体としての性質を示します。しかし、140~230℃の射出または押出成形可能な温度になりますとポリスチレン部分もポリエチレン・ポリブチレンの部分も共に溶融され、熱可塑性樹脂としての流動特性を示します。
『エラストマーAR』は、これらSEBSをベースにコンパウンドしたものです。

スチレン系熱可塑性エラストマーの構造

各熱可塑性エラストマーの特徴

コスト

耐熱性

耐候性

耐水性

耐酸性耐
アルカリ性

耐油性

衛生性

移行性

透明性

印刷・接着性

ゴム弾性

スチレン系
(SEBS)
スチレン系
(アロイ)
オレフィン × ×
PVC系 × ×
EVA系 × ×
ウレタン系 × × × ×
ポリエステル系 ×

(注)◎:非常に優れている○:優れているまたは、一般的な条件で使用できる
△:やや劣るまたは、条件付きで使用できる×:劣っているまたは、ほとんど使用できない

熱可塑性エラストマーと加硫ゴム・軟質塩化ビニル樹脂の違い

熱可塑性エラストマ―(TPE) 可硫ゴム 軟質塩化ビニール樹脂
重量 ○:低比重(0.9)が可能 ×:比重が高い ×:比重が高い
衛生性 ○:加硫剤の使用なく、溶出のリスクが低い ×:加硫剤の溶出が懸念 △:可塑剤の種類により食品容器等への使用に制限
環境への影響 ○:リサイクル可能 ×:リサイクル不可 ×:リサイクル不可
着色性 ○:簡易に多種の色に着色が可能 ×:成分面で黒、白が多く色の自由性が少ない ○:簡易に多種の色に着色が可能
成形性・
成形設備
○:成形サイクルが短く汎用の成形機で成形可能 ×:加硫加工により成形サイクルが長い △:成形性は良好だが、塩素ガスによる腐食リスク有り
長期性能 ×:未架橋のため過酷な環境下での耐久性が低い ○:架橋により過酷な環境下での耐久性が優れている。 ×:各種パッキン等の用途ではへたりやすい
耐油性 ×:分子構造上、オイルの影響を受けやすい ○:多種のオイルへの耐性が高い(ゴム種による) △:エラストマ―に比べ耐油性は高い
耐熱性
(150℃以上)
×:熱可塑性のため形状維持が困難 ○:架橋により熱の影響を受けづらく、性能劣化が小さい ×:熱可塑性のため形状維持が困難