
No.17梅雨入り前に知っておきたい!
浴室・入浴用品のカビ対策!
意外と油断できないカビの健康被害!
もうすぐやってくる梅雨。湿度が高まるこの季節のやっかいものが「カビ」です。特に湿気が溜まりやすく、カビのエサとなる皮脂や垢、毛髪も多い浴室では、カビの繁殖速度が加速します。こすってもなかなか落ちず、放置してしまいがちな浴室のカビですが、繁殖が進めば嫌な臭いがするだけでなく、健康被害に及ぶことも…。そこで今回は梅雨が始まる前に、知っておきたい浴室のカビ対策をご紹介します。
放っておくと恐ろしいカビ
カビは成熟すると空気中へ
カビは小さな胞子に始まり、菌糸が十分に伸びて成熟すると、新たな胞子を作って空気中に舞い上がります。つまり、カビを放置していると次々に空気中にカビの胞子が漂うことに。密閉空間である浴室の中に胞子が舞うと、入浴中にカビの胞子を吸い込んでしまうことになるのです。
カビの胞子を吸い込むと、鼻炎や喘息などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。場合によっては、気管支喘息や胃腸炎、さらには肺炎に至るなど、深刻な健康被害の原因になることも。たかがカビと油断することなく、しっかりと対策することが重要です。

浴室でカビが繁殖すると、家中に広がってしまう
浴室のカビが浴室だけに留まってくれるとは限りません。カビが繁殖し、空気中に胞子が舞えば、隣の洗面所へ移ってしまいます。浴室と隣接している洗面所もやはり湿気が溜まりやすく、カビが増えやすい場所の一つ。洗面所でカビが繁殖すると、次は洗面所を飛び出し、廊下やリビングへと胞子が移動していきます。しかし、裏を返せば浴室のカビ発生を抑えられれば、カビ胞子が広がることもなくなり、家中のカビが抑えられるのです。

カビ掃除をする際の注意点と、繁殖を抑える方法
そもそもカビが生えやすい環境とは?
菌の種類によって異なりますが、カビが繁殖しやすい条件は主に以下の通りです。
- 70%以上の湿度
カビは60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖します。 - 15~30度の気温
中でも25~28度がもっとも生育に最適とされています。 - 栄養分があること
皮脂や垢、毛髪、ホコリ、シャンプーやボディソープの流し残しなどがカビの栄養分となります。
これら3つの条件が揃うと、カビは急速に繁殖します。カビは一度発生してしまうと簡単には取り除けせん。日頃からできるお手入れ方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。カビを除去する際に市販の塩素系漂白剤を使用される方がいらっしゃいますが、素材を傷めてしまうこともあるので注意してください。

浴室のお手入れ
- 浴室の温度を下げる
入浴後の浴室は壁や床も温かく、カビにとって快適な状態です。まずお風呂から出たら、シャワーで冷水を浴室全体にかけ、温度を一気に下げましょう。 - タオルで壁・床の水気を取る
浴室に水をかけて温度を下げたら、壁や床、浴槽に残った水滴を残らず拭き取っておきましょう。体を拭いた後のバスタオルを使用すれば、それほど手間はかかりません。 - しっかり換気する
最後に十分な換気を行うことも大切です。換気時間が長いほど浴室の湿度は下がり、カビの予防効果が高まります。換気扇は最低でも2時間は回し、できれば24時間回しっぱなしにすることが望ましいです。
浴室で利用する入浴用品にもお手入れが必要です
入浴用品のお手入れ
シャワー椅子の場合
- 熱いお湯をかける
使用後に熱いお湯(40℃~60℃)をかけ、湯垢などのカビの栄養素を溶かします。シャワーを使うと便利です。(注)やけどには十分にご注意ください。
- 水で冷やす
次に熱気がこもらないように冷たい水をかけて冷やします。こちらもシャワーを使うと便利です。
- 乾燥させる
最後にタオルで水気を拭き取り、直射日光をさけて風通しのよい環境で乾燥させましょう。
浴槽台の場合
- 使用後はすすぎ&水気を取る
使用後に水ですすぎ、布で水気を取ります。ぬめり、水垢が発生したときは、薄めた中性洗剤をやわらかいスポンジに含ませ拭き取りましょう。
- 汚れが溜まりやすいところは歯ブラシで
脚ゴム、吸盤など凹凸のあるところは、汚れがたまりやすいところです。切り込みを入れたスポンジか、歯ブラシで洗うと便利です。
浴槽手すりの場合
- ぬめりが出たら中性洗剤で拭き取る
ぬめり、水垢が発生したときは、薄めた中性洗剤をやわらかいスポンジに含ませ拭き取ってください。
- 凹凸のあるところは歯ブラシで
浴槽台と同様に、押圧板など凹凸のあるところは切り込みを入れたスポンジか、歯ブラシで洗うと隅々まで綺麗に洗えます。
防カビW
「安寿」の入浴用品は防カビWがあるから安心!
防カビW とは、素材(防カビ加工)と機能(クリーン構造)のW効果でカビを防ぎ、キレイが続きます。
防カビ加工
カビが生えると取り除きにくいソフトパッドやグリップ部に、防カビ剤を練りこんだ素材を使用しています。

防カビ加工の対象部位

※浴槽台の天板はカビが生えにくい素材を使用しているため、防カビ剤を添加しておりません。
クリーン構造
折りたたんでしまえば、水切れがよく、水滴が残りにくくなります。
(折りたたみシャワーベンチFシリーズ、HPフィット)

座面のソフトパッドは簡単に取り外せるので、乾燥させる際に便利です。
(シャワーベンチ、浴槽台ソフト)

製品内に水を溜めないように水抜き穴を設けています。
(シャワーベンチ、浴槽手すり、浴槽台)
