No.18~しつこい痒みに悩まされる前に~
汗ばむ季節のあせも・かぶれ対策!

あせもやかぶれは放っておくと真菌が繁殖することも。

暑さと湿度が高まると、熱中症や脱水と同様に対策したいのが“お肌のトラブル”。高齢者に限らず、この時期にスキンケアをしっかり意識しておかなければ、あせもやかぶれといった症状を引き起こしてしまいます。特に高齢者は回復力が低下しているため、一度皮膚トラブルが起きると治るまでに時間がかかってしまい、しつこい痒みに悩まされることも珍しくありません。また、肌がジクジクした状態が続くと、カンジダ、水虫など感染症を引き起こす真菌も繁殖しやすくなります。適切なケアを施し、心地よく夏の時期を過ごしましょう。

夏の皮膚トラブルを軽減するポイント

しっかり乾燥させる

体をしっかりと乾かす

夏の皮膚トラブルを防ぐには、乾燥を保つことが大切です。例えばおむつ交換の際、局部を拭いてすぐおむつをあてるのはNG。少しでも濡れたままおむつをしてしまうと、おむつの中が蒸れやすくなります。肘や膝の裏などの汗が溜まりやすい場所も要注意。こまめにふいてタオルやガーゼを挟みましょう。ドライヤーの冷風で、水分を飛ばすのもおすすめです。

介護用品も湿気ていないかチェックを

湿度の高い季節は、新品でも紙おむつや尿取りパットが湿気を吸っていることも。そんな時は、使用前にドライヤーで湿気を飛ばすと、さらっとした手触りがよみがえります。
また、寝具も枕カバーなどの洗いやすいものだけでも、こまめに交換して清潔な状態を保ちましょう。かけ布団や敷布団などの大型寝具は、布団乾燥機の使用がおすすめです。寝具がカラッと乾いていると、皮膚トラブルの予防はもちろん、気分も明るくなります。

皮膚トラブルを軽減するポイント

自宅のお風呂に入れる高齢者は毎日入浴で清潔を保つ

皮膚トラブルを予防するために、もう1つ重要なことは、体を常に清潔にしておくこと。とくに陰部は汚れやすく、皮膚感染症の原因になります。そのためある程度自立した高齢者の場合は、毎日の入浴がとても大切です。しかし、ここで気を付けておきたいのが、浴室での事故。洗い場での転倒など、家庭内事故の発生場所として浴室はいつも上位にランクされています。そこで、ご自宅での入浴を安心で快適にする、入浴サポート器具をご紹介します。

入浴いす(シャワーベンチ)

身体を洗うときの姿勢が不安定な場合や、風呂いすからの立ち座りが難しい場合に導入したいのがシャワーベンチです。風呂いすよりも高さがあるので、姿勢を保持しやすく、立ち座りも楽にできるようになります。クッション付き、ひじ掛け付き、背もたれ付き、折りたたみ式など、様々なタイプからお選びいただけます。

入浴用いすをもっと見る

温浴シャワーベンチ

浴槽をまたぐ動作に不安がある方は、浴槽へ入らなくてもシャワーベンチに座ったまま高齢者の身体をしっかり温めてくれる福祉用具「温浴シャワーベンチ」があります。温浴ユニットより噴射されるシャワーが全身を包み込み、しっかり温めてくれます。

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痒みがでたら速やかに病院へ

皮膚に痒みが出たら放置することは厳禁。真菌感染症の場合、放置しておくと、周りの人に感染する可能性もあるからです。また、市販のかゆみ止めを塗るという方が多いかもしれませんが、痒みの原因は多岐に渡るため、なかなか痒みがおさまらない場合があります。市販薬をあれこれ試すより、病院で適切な塗り薬や保湿剤を処方してもらうことが完治への近道です。医療機関と連携して、適切なスキンケアを行いましょう。

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